きっかけはRECBOXの故障でした。
アイオーデータのRECBOXはDTCP-IP機器との互換性が高く、ケーブルテレビのSTBやテレビの録画ファイルを待避するのに重宝しておりました。
しかしながらある日、STBからの録画先として表示されるはずが表示されません。さらに再起動しようとして電源ボタンを長押ししても何も起きません。どうしようもないので電源ケーブルの抜き差しで強制的に電源オフオンしてもパワーLEDが点滅するだけ(これは起動処理中を意味する)で全く処理が進みません。これはさすがにディスクが死んだと推測されます。購入して4年なのでまぁ諦めます。
そんなときに目に入ったのがTSUKUMOのツイッター。SynologyのDS218Jがセール価格になっていました。さらにDS218JはDTCP-IPにも対応しているらしい。しばらくこの手の機器を触っていなかったのでDTCP-IPの互換性のシビアさを忘れていて、PayPay効果(1000円分ポイントバック)も手伝ってろくに下調べもせず購入しました。
詳細はこちらを見て頂くとして主な仕様は以下です。
CPU | Marvell Armada 385 88F6820 (32bit、Dual Core 1.3Ghz) |
メモリ | 512MB DDR3 |
ドライブベイ | 2 |
対応ドライブ | 3.5"/2.5" SATA HDD (最大容量は16TB) |
外部インターフェース | RG45 1GbE LAN x 1 USB 3.0 x 2 |
ノイズレベル | 18.2 db(A) |
消費電力 | 17.48(アクセス時) 7.03(HDDハイバネーション時) |
大雑把に使用を見てわかるのはハードウェアリソースはそれほどでもないということです。
箱を開けると梱包材にくるまれたDS218Jがお出まし。
同梱物一覧。2.5インチドライブ用ホルダーは別売です。
本体正面
本体背面。USB3.0 2ポートとRJ45 1ポートが存在する。
底面。各国工業基準をクリアしたことを表すマークが確認できる。
普通の市販のNASであれば後は電源投入で終わりなのですが、これはNASキットなのでハードディスクを組み込んでやる必要があります。
ケースを開けたところ。ディスクを直接ネジ止めする構造となっている。
今回使用するディスク。WD20EZRZとST2000VN001という異なるベンダーにしたのはディスクが同時に不調になる確率を抑えるためです。同一ベンダー同一モデルを同時期に購入するとディスクの寿命が同時期に来たり、ロット不良に遭遇した日にはデータロストを招いてしまいます。
IKEAばりのシンプルすぎる組み立て説明書。
同梱の説明書ではわかりづらいのでSynologyのホームページにあるマニュアルを参照することにしました。
ディスクを取り付け終わったところ。取り付け作業自体は難なく終了しました。ネジは制震ワッシャー越しに取り付けられています。
ケースを閉じるネジを取り付けます。
電源投入。めでたしめでたし。
というわけでNASキットと言っても、ただディスクを取り付けるだけです。
この後、ソフトウェアのセットアップを実施していきます。(以下、「ソフトウェア編」)