Xiaomi TV Box 3

以前の記事でも紹介しましたが我が家にはNAS(ファイルサーバー)があります。

今まで一度も記事にしませんでしたが我が家ではファイルサーバーを一台飼っています。 用途はメディアファイルの保管とDLNAサーバーです。 ...
以前、ファイルサーバーを強化した目的はVMware Workstation Playerをインストールするためでした。 今回は...

この用途の大きな位置を占めるのが動画サーバーです。プロトコルとしてはDLNAを使用しているのですが最近の商用機器(HDDレコーダー、TV)などはDTCP-IPのみ対応の物が多く、フリーソフトでDLNAサーバーを構築しても認識してくれません。PS3も以前は使用できたのですが、ファームアップの結果使用できなくなりました。そこでAndroidと同様なアプリが使用できるAndroid TV規格に目をつけたのでした。

0.スペック

主なハードウェアスペックは以下になります。

簡単に言うとAndroidスマホからディスプレイとバッテリーを取り除いたような物です。

対応ビデオフォーマットで注目はH.265と4K対応という点です。テレビとはHDMI、ネットワークはWifiのみです。

General Brand: Xiaomi
Type: TV Box
GPU: Mali-450
System: Android 6.0
CPU: Cortex A53
Core: 2.0GHz,Quad Core
RAM: 2G
RAM Type: DDR3
ROM: 8G
Color: Black
Media Supported Decoder Format: H.265
Video format: 4K x 2K,H.264,H.265,VP9 Profile-2
Audio format: DTS
Support 5.1 Surround Sound Output: No
Product Details 5G WiFi: Yes
WIFI: 802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth: Support
Power Supply: Charge Adapter
Interface: AV,DC Power Port,HDMI,USB2.0
Language: English
DVD Support: No
HDMI Version: 2.0
Other Functions: Others
External Subtitle Supported: No
HDMI Function: HDCP

1.箱、外観

私が購入した物はどうやら純粋なXiaomiのパッケージではなく、韓国のサービスプロバイダーとのコラボパッケージ版のようです。添付のユーザーガイドが全てハングルになっておりさっぱり読めませんでした。

パッケージには以下の物が含まれます。

1.本体
2.ACアダプタ
3.リモコン
4.リモコン用乾電池(単4 x 2)
5.HDMIケーブル
6.ユーザーガイド(多分)ハングルのため内容理解できず。

(1)本体

左からDC IN、USB、HDMI、3.5mm Audio outとなっています。

本体裏面、輪状になっているのはゴムっぽい滑り止め。

(2)ACアダプタ

ACアダプタは安定の中華仕様。韓国も中華コンセントなのだろうか?

(3)リモコン

リモコンはシンプルで直感的に操作できます。リモコンは多少説明が必要です。
左上のGoogleボタン: 電源のオン/オフ
2重の円のような物: カーソル移動と決定(真ん中)ボタン
左矢印: 戻る
円 : ホーム画面に移動
マイク: 音声入力
+/-: ボリューム調整

(4)ユーザーガイド?

全てハングルなので私には意味不明

2.セットアップ

TV BoxとディスプレイをHDMIケーブルでつなぎACアダプタを接続するとセットアップ画面になります。セットアップには2つの方法があり、一つはリモコンとディスプレイ画面で行う方法。もう一つはAndroidスマホで行う方法です。私はスマホでセットアップを行いましたが、非常に直感的でわかりやすくネットワークトラブルで詰まった以外はスムーズにセットアップできました。

言語設定

ここで「はい」を選択するとスマホでセットアップする流れになります。

画面の指示に従ってスマホのGoogleアプリを起動します。

スマホで同じコードが表示されることを確認して、スマホ側で操作を行います。

スマホ側でアカウント情報、Wifiの設定を行っている間のTV Box側の画面

ここからは再びリモコンで操作します。

ここでネットワークにうまく接続できなくなり、しばらく真っ黒な画面を眺めることになりました。我が家では2台のWifiルーターをブリッジ接続して使用しているのですが子機の方にTV Boxを接続してセットアップしたのが良くなかったようです。親機に接続し直したら先に進むことができました。

ネットワークがらみでしばらくトラブったのでこの画面を見たときはほっとしました。

Chromecast機能の紹介

ようやくホーム画面が出てきました。

ホーム画面はデフォルトでは上のような感じです。以前Windowsに実装されていたMedia centerと雰囲気が似ていると思います。不要なアプリはホーム画面から削除することができます。

3.使用感

操作はリモコンもしくはスマホのAndroid TVアプリで実行できます。基本的な操作感はAndroidと同じなので戸惑うことはないと思います。

機能追加はスマホ同様アプリをインストールすることで可能です。自分がやりたいことを実現できそうなアプリをインストールすることになります。

私はVLCをインストールすることでNAS上のファイルを再生することできるようになったのですが、なんとAmazon Prime VideoのAndroid TVアプリがありません。この点は要注意です。逆にAmazonプライム会員でなければ特に不利益はありません。

画面のレスポンスは良好です。ただし、リモコンのボタンのクリック感は安っぽく感じます。耐久性もイマイチ不安があります。このあたりはスマホのAndroid TVアプリでカバーする必要があるかもしれません。

4.まとめ

Xiaomi TV Box3はDLNAクライアントや動画ビューアーとしては普通に使用でき、操作感も悪くないです。価格も日本円で1万円以下で購入できるので(私が購入した時は6000円程度)、そうした物を探している人には有力な選択肢になると思います。ただし、Amazon Prime Videoに対応していない点は注意が必要です。AmazonとGoogleの不毛な争いは早く終わりにしてほしいものです。

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