先日楽天モバイル UN-LIMITを契約しましたが手持ちのスマホはauエリアに対応していないため事実上使えませんでした。UMIDIGIのスマホは多くの機種がグローバル展開を考慮した多バンド対応なのでその中でもコスパが良さそうなPower 3をチョイスしました。
カタログスペックとしては以下となります。
(1)ハードウェア
Socとしてはミッドレンジスマホになります。以前所有していたZ2と同じものです。このレンジはウェブブラウジングで不満を感じることはほとんどありません。
(2)ネットワーク
本機に限りませんが、UMIDIGIスマホのウリは対応バンドの幅広さです。今回本機を購入した動機は楽天モバイル(のauネットワークの)B18対応しているからでした。
(3)カメラ
ハードウェアスペックとしてはなかなか素晴らしいものがありますが、カメラの写りはソフトウェアの占める割合が大きいので実際に使ってみるまではなんとも言えません。
(4)バッテリー
同じクラスのディスプレイを持つ他のスマホの1.5倍の容量を誇ります。名前の由来もこの大容量バッテリーから来ています。
ハードウェア | CPU: MediaTek, Helio P60 External Memory: TF card up to 256GB ( not included ) GPU: ARM Mali G72 MP3 RAM: 4GB RAM ROM: 64GB |
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ネットワーク | 4G: FDD-LTE: B1 /2 /3 /4 /5 /6 /7 /8 /12 /13 /17 /18 /19 /20 /25 /26 /28A /28B /66 /71 TDD-LTE: B34 /38 /39 /40 /41 3G: WCDMA: B1 /2 /4 /5 /6 /8 TD-SCDMA: B34 /39 CDMA EVDO: BC0 /BC1 2G: GSM: B2 /B3 /B5 /B8 CDMA1X: BC0 /BC1Bluetooth 4.2, Bluetooth HID IEEE802.11 a/b/g/n/ac Supports 5G Wi-Fi Signal / Wi-Fi Direct / Supports Wi-Fi Display |
ディスプレイ | 6.53″ FHD+ FullView Display 19.5 : 9 aspect ratio FHD+ display (2340 x 1080) Reading mode Color temperature adjustment |
カメラ | 48MP AI Quad Camera 48MP primary camera, 1/2″ image sensor, 1.6μm 4-in-1 super pixel, F/1.79 aperture, 6-element lens 13MP ultra wide angle camera, FOV 120° 5MP depth camera 5MP macro camera, 2cm macro distanceRear camera features 48MP HD, Ultra wide-angle mode, Steady handheld night photography, AI scenes detection, Macro mode, Portrait mode, Panorama mode, HDR, AI Beautify, Ultra wide-angle edge distortion correction, Dual LED flash, Face recognition, Real-time filters16MP AI Front Camera S5K3P3, F/2.0 aperture, 5-element lens AI Beautify Selfie countdown Face recognitionVideo recordings 1080p, 720p video, 30fps |
バッテリー | 容量 (mAh): 6150mAh |
Dimensions and Weight | Height:162.1mm Width:77.2mm Thickness: 10.3mm Weight:218g |
本機は楽天モバイルUN-LIMITのパートナーであるauのB18に対応しています。しかしながら単純に楽天モバイルサイトにあるAPNを設定しただけではauの電波でデータ通信できません。
そこで色々調べたところ下記サイトにたどり着きました。このサイトの手順通りに設定すると見事データ通信が出来るようになりました。
https://note.com/from_f/n/n3e7be988e5e6
順番に記述すると以下のように設定していきます。
(1)SIMを装着する
(2)電波の受信状況を確認する
(3)楽天モバイル UN-LIMITのAPN設定を作成する
(4)imsのAPN設定を作成する
(5)EngineerModeで通信設定をする
(1)SIMを装着する
SIMトレイを取り出しSIMを装着する
(2)電波の受信状況を確認する
いったん機内モードにしてから解除するとしばらくの間、電波を受信していることがアイコンでわかります。ここで受信が確認できないと恐らくエリア外と思われるのでAPN設定をしてもその有効性が確認できません。
(3)楽天モバイル UN-LIMITのAPN設定を作成する
以下を設定して保存する
APN名 | 楽天(rakuten.jp) |
APN | rakuten.jp |
MCC | 440 |
MNC | 11 |
APNタイプ | default,supl,dun |
APNプロトコル | IPv4/IPv6 |
APNローミングプロトコル | IPv4/IPv6 |
PDPタイプ | IPv4/IPv6 |
(4)imsのAPN設定を作成する
これはVOLTE対応のSIMを使用するために必要な設定ですが、機種によって必要なもの不要なものが存在するようです。Power 3ではこの設定が必要でした。
APN名 | ims |
APN | ims |
MCC | 440 |
MNC | 11 |
APNタイプ | ia,ims |
APNプロトコル | IPv6 |
APNローミングプロトコル | IPv6 |
(5)EngineerModeで通信設定をする
標準の通話アプリを起動し以下を入力します。
*#*#3646633#*#*
EngineerMode画面になるので順に以下のように設定します。
「Network Selecting」からSIM1を選択して「LTE only」を選択します。
「IMS」からsim1:Primary Cardを選択してVOLTE Settingで「CMW500 setting」を選択しSETボタンを押下します。
戻るボタンを2度押してEngineerModeメインメニューに戻ります。
「Misc Feature Config」からhVolte→bSRLTE→hVolteと設定します。
(hVolte設定を再認識させる必要があると思われる)
これらを実施した後で本体の電源をオフ/オンすると通話、データ通信ともに出来るようになります。
(11月28日追記)電源を切ってはいけません。電源を切るとVoLTE設定がクリアされてしまいます。VoLTEができなくなるので、通話/SMSとも不可となります。
アップデートやトラブルでスマホを再起動した場合は上記(5)の後半、
「Misc Feature Config」からhVolte→bSRLTE→hVolteと設定します。
(hVolte設定を再認識させる必要があると思われる)
を再度実施してください。
(1)ハードウェア
安っぽさはありませんが背面はプラスチックで滑り止め加工がしてあります。SIMスロットはnano SIMが2枚とさらにMicro SDカードを搭載することができます。ただ、SIMスロットを取り出すのが結構大変で付属の針ではうまく取り出せませんでした。これは私が入手した商品個体の問題かもしれませんが。
ディスプレイはインカメラがピンホール型なので画面が画面比率が非常に高く感じられます。ディスプレイそのものの品質は私としては不満はありません。輝度、コントラスト共に十分です
(2)パフォーマンス
UMIDIGI Z2 PROと同じSOCでメモリが少なくなっていますがパフォーマンス的にはまったく遜色ありません。Redmi note7と比べても遅いと感じることはありません。ゲームに関しては私はしないのでなんとも言えません。
Antutuベンチマークの結果は以下です。Redmi Note 7が176416だったのでほぼ同等と言って良いでしょう。
(3)カメラ
バックカメラは13MPの超広角、5MPのマクロ、5MPの深度カメラ、48MPの広角という構成で、AI制御可能です。
フロントカメラ(自撮り用)は16MPでAI制御可能です。
良い感じに撮れるかどうかは撮影機会が少ないのでまだ判断できませんが、ぱっと見全然ダメという感じではありません。
(4)バッテリー
容量が大きいので丸2日ぐらいは使える印象です。充電時間は付属の充電器を使った場合、30%回復するのに1時間程度かかります。USBワットチェッカーでみると9V 1.3A(11~12W前後)で推移していました。
また、このスマホは自分のバッテリーから他のスマホに充電することができます。試しにメイン機のRedmi Note7を接続すると充電が開始されました。
(5)GPSの使用感(カーナビとして使えるか?)
自宅から14分程度のマックまでGoogle Mapをカーナビとして使用しましたが、問題なく使用できました。短いトンネルも正しく認識していたので測位はかなり正確だと思われます。(数年前の激安中華スマホはGPSの信頼性が怪しかった)
(6)大きさ重さについて
大きさについてはメイン機のRedmi Note 7が既に大きい部類のスマホなのであまり気になりません。重量に関してはやはり結構ずっしりときます。ケースをつけるにしても手帳型を使用する気にはなりません。
・楽天モバイルUN-LIMIT用のスマホを安く購入したい人
・カメラの写りに特別こだわりがない人
・中華スマホ嫌い
・細かい設定が嫌い
amazonの販売価格だと中古のHuawei nova lite 3が選択肢に入ります。