1年間無料につられて衝動的に契約したRakuten UN-LIMITですがSIMカードが送られてきたタイミングでauのローミングデータが月間5GB、超過しても1Mbpsという耳を疑うような仕様変更が発表されました。ただし、「動作確認していない機種は知らん」というスタンス(当たり前と言えば当たり前)なので自分のメイン機であるXiaomi Redmi Note7で使えるかどうか確認してみることにしました。
Rakuten UN-LIMITは楽天モバイルの自社回線で行う携帯電話サービスです。現時点ではNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクに続く4番目のMNO(移動体通信事業者)と言うことになります。現時点(2020年4月)でのサービスエリアは東名阪の一部となり、それ以外はパートナーエリア(auのローミング)となります。
将来的には自社で人口ベースではなくエリアベースの100%を実現するとのことです。
料金プランはUN-LIMITの1種類のみで月額2980円です。
(1)通話
Rakuten Linkアプリ使用時:国内通話かけ放題
Rakuten Linkアプリ未使用時:20円/30秒
(2)データ通信
楽天回線エリア:使い放題
パートナー回線エリア:5GB/月(4/22~)超過後は通信速度が1Mbpsに制限される
(3)海外
海外での使用:66の国と地域で通話無料。データ通信2GB/月。国際通話は従量制
(4)オプション
国際通話かけ放題(980円)。上記地域への通話がかけ放題になる
(1)送られてきた物
説明書、SIMという至ってシンプルな構成。説明書はrakuten UN-LIMIT対応機種前提で内容らしい内容がほとんどありません。APN設定値の記載も無いので調べる場合は公式サイトを参照することになります。
設定値は以下になります。
APN名 | 楽天(rakuten.jp) |
APN | rakuten.jp |
MCC | 440 |
MNC | 11 |
APNタイプ | default,supl,dun |
APNプロトコル | IPv4/IPv6 |
APNローミングプロトコル | IPv4/IPv6 |
PDPタイプ | IPv4/IPv6 |
また、SIMカード自身は取り出し方で標準、マイクロ、ナノとサイズを選べるようになっています。が、マイクロとナノはあまり大きさが変わらないので取り出すときは慎重にやる必要があります。
(2)SIMをさしてみる
SIMの認識はするのですが電波をつかみません。しばらく試行錯誤した後で重大かつ致命的なことに気がつきました。Rakuten UN-LIMITの対応バンドはB3(自社回線)、B18(パートナー回線)。Redmi Note7はB3には対応していますがB18には対応していません。
また、自宅は神奈川県の片田舎にあるので自社回線のエリア外です。職場のある東京まで出れば設定は可能だと思われますが、外出自粛のご時世だとそれもはばかられます。ちょっと詰んでしまいましたね。
SIMを認識すらしません。これはROMの問題もあるのでなんとも言えません。少なくともハードウェア的にはB3とB18の両方に対応しているようです。
個人的にはRedmi Note7で実用的に使うのは無理があるので現在キャンペーン中の楽天モバイル公式対応機種を購入するかB3、B18両対応のスマホを新たに購入するかの選択を迫られそうです。