Monero採掘時におけるNanopoolの払い出し(Payout)設定の変更方法

最近のマイニング界の大きな話題といえばNicehashのハッキング被害だと思います。
これに対してはユーザー認証を二段階認証にするとか、クラウドや取引所のウォレットを止めてハードウェアウォレットにするというのもありますがマイニングプール上に貯められている仮想通貨を自分のウォレットになるべく早く移すというのも一つの対策だと思います。

これをずっとトライしてできなかったのですが今日できるようになったので紹介したいと思います。

NanopoolのMonero最低払い出し値は1Monero(XMR)であり、私の構成でも1Monero掘るのに2週間かかります。これではハッキングに対して不安があります。

Nanopoolでは自分のウォレットアドレスの後ろにワーカー名、メールアドレスを記述することでユーザー認証をさせ、これを使って仮想通貨の最低払い出し値の変更ができるのでこれをやろうとするのですが全くうまくできません。いつもIncorrect Passwordと怒られます。

どういう設定かというとHelpに以下のような記述があります。

ccminer -q -o stratum+tcp://xmr-eu1.nanopool.org:14444 -u YOUR_WALLET_ADDRESS.YOUR_WORKER_NAME/YOUR_EMAIL -p x
  • YOUR_WALLET_ADDRESS – ウォレットアドレス
  • YOUR_WORKER_NAME – ワーカー名:ethosではホスト名(オプション)
  • YOUR_EMAIL – メールアドレス(オプション)

これを正しく設定して、メールアドレスを入力してもうまくいきません(下図)

今日、別件(ZEC採掘でStratum Subscribe Timeoutエラー)を調べるためにMonero採掘時のps -efコマンドの出力を見てみたところ驚くべき発見がありました。(大げさすぎますか?)

Monero採掘ではps -efにコマンドの引数がまんま表示されているのですが、よく見ると以下のようになっていました。

YOUR_WALLET_ADDRESS.YOUR_WORKER_NAME/YOUR_EMAIL.YOUR_WORKER_NAME

つまり、以下の画面のEmail欄にはEmailアドレス.ワーカー名(ホスト名)を入力するのが正解だということです。(上の/より後ろの値を入力)

リグが複数ある場合はややこしいので1台だけ稼働させた状態で変更するのが良いでしょう。

なお、これを見つけるのに2ヵ月かかりました....

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