Kospet Hope 4G 最強スペックスマートウォッチフォン

既に2つスマートウォッチフォンを持っているのでさすがに自分でもバカじゃないかと思わないでもないですが、このスペックに目がくらみました。RAM 3GB、ROM 16GB、4G対応。というわけで過去最強スペックのKospet Hope 4Gスマートウォッチフォンのレビューです。

1.スペック
なんと言っても目を引くのはRAM 3GB、ROM 32GBです。OSもAndroid 7.1、バッテリー620mAh、ディスプレイは有機ELです。
基本情報 OS: Android 7.1
CPU: MTK6739
Cores: 1.3GHz,Quad Core
メモリー:3GB
ストレージ: 32GB
ネットワーク ワイヤレス接続: 3G,4G,Bluetooth,GPS,GSM
ネットワークタイプ: GSM+WCDMA+TD-SCDMA+TDD-LTE+FDD-LTE
対応周波数: GSM 850/900/1800/1900MHz
WCDMA 850/1900/2100MHz,TD-SCDMA B34/B39,
FDD-LTE: B1 / 2 / 3 / 5 / 7 / 8 / 12 / 17 / 20
TDD-LTE B38/39/40/41
GPS: Yes
Bluetooth: Yes
Bluetooth Version: V4.0
ディスプレイ Screen type: AMOLED
Screen size: 1.39 inch
Screen resolution: 400 x 400
カメラ 800万画素
バッテリー 620mAh
同梱物 本体、保護フィルム、充電ケーブル
重量 重量: 0.0700 kg
2.梱包、外観

(1)外箱

(2)同梱物一覧

ユーザーガイド(英語)、本体、充電専用ケーブル、USB通信ケーブル、ディスプレイ保護フィルム

(3)本体

文字盤。右側に操作系が集中している。文字盤の右側は上からホーム/電源ボタン、カメラ、戻るボタン

文字盤向かって右側面。真ん中はカメラ

文字盤向かって左側面。下のスリットはスピーカー

裏側。裏側は心拍計、充電端子、スピーカーがある。左手の蓋のような物はnano SIMスロット

Nano SIMスロットの蓋を外したところ

nano SIMスロットにはUSB接続用の接点もあり、USB通信ケーブルを接続することができる。ただし、マニュアルによるとこのUSB通信はUSBデバッグ専用となっており、ファイル転送はできない。

左からGarmin Forathlete 235J、Amazfit Pace、LEMFO LEM4 PRO、Zebleze THOR PRO、本機

3.使用感

(1)画面

有機ELのディスプレイは美しく、屋外での視認性も非常に良いです。思わず有機ELディスプレイのスマホを購入したくなるほどです。

(2)操作

他のフルAndroid スマートウォッチフォン同様の使い勝手です。キー入力はディスプレイが1.39インチながらかろうじて入力可能です。

(3)パフォーマンス

メモリ3GBが効いているのか、サクサク動きます。腕の動きで文字盤を表示する動作もこれまでのスマートウォッチフォンでは2テンポ遅れるのが当たり前だったのですが、本機はほぼ期待したタイミングで表示されます。この手のガジェットに求められるパフォーマンスとしては十分なレベルです。

(4)カメラ

8MPは他のスマートウォッチフォンと一線を画します。若干ノイジーなのはしょうがないとして、解像感はさすがです。

(5)バッテリー

よほどいじり倒さない限り出勤から帰宅まで(8時~21時ぐらい)は余裕で持ちます。Android7、AMOLED画面とチップセットによる省電力効果が高いのだと推測されます。

(6)アプリ

一部対応していないもの(Onkyo HF Player等)もありますが、対応しているアプリは快適に動作します。Chrome等Google純正アプリ、Poweramp(音楽プレーヤーアプリ)は正常に動作します。また、ラウンド(円)型のディスプレイでうまく操作できない場合はホームボタン長押しで表示されるメニューによる切り替えでスクエア表示にすることもできます。

ラウンド表示のChrome画面

ホームボタンを長押しすると以下の画面が表示される。画面上部の白いアイコンが表示状況を表してます。中の白い円はラウンド表示を表します。これをタップすると白い四角形になり、スクエア表示に切り替わります。切り替えた後はキャンセルをタップするとこのメニューを抜けます。

スクエア表示のクローム画面

(7)ファイル転送について

本機はUSBケーブル接続によるパソコンからのファイル転送には対応していません。致命的とも思える仕様ですがファイルマネージャーアプリ等で家庭内Wifiを利用すればパソコンからファイルを送ることはできます。

(8)物理的なフィット感

ベルトは軟らかいプラスティックで付け心地は悪くありません。また、汎用的な規格に準拠しているのでベルトを市販品と交換することもできます。

4.スマホとの連携

昨年以降発売されたMTKチップ搭載の中華スマートウォッチフォンの多くはWii Watchアプリの後継であるWii Watch2を使用します。Kospet Hope 4Gもこのアプリを使用します。幸い私のメイン機のUmidigi Z2 Proでも正常に動作します。

このアプリは非常に作りが良く、Amazfit paceで使用しているアプリと比べても何ら遜色はありません。実用的な機能としては以下があります。

(1)スマホの通知

設定 > アプリケーションリマインダーでアプリ毎に通知可否の設定ができます。

(2)文字盤の変更

使用可能な文字盤の一覧があるので気に入った物をチェックするとダウンロードが始まり、そのままスマートウォッチに転送します。

(3)歩数計

スマートウォッチからのデータをこちらで確認することができます。

(4)ステータス確認(日本語ではstateを州と訳してしまっている)

バッテリー状況、スマホとの接続状況が確認できます。
時々ここを見るとうまくステータスが拾えていない場合があります。そんな時は放っておいても回復しますがしばらく放置しても回復しない場合はスマホのBluetoothをオフ/オンすることで回復します。

5.まとめ
見た目もカッコ良く、通知の取りこぼしも少なく(100%OKとは言いません)、バッテリーの持ちもまぁまぁ、画面はキレイと、このカテゴリー(フルAndroid搭載スマートウォッチ)の一つの完成形だと言えます。過去紹介したスマートウォッチを手放すことはあってもこれはしばらく手元に置いておくと思います。

以下は一応この1年で購入もしくは手元にあるスマートウォッチの比較表です。

 Garmin
Forathlete 235J
Amazfit
Pace
Microwear
H5 4G
LEMFO
LEM4 Pro 3G
Zebleze
Thor Pro 3G
Kospet
Hope 4G
OS独自独自Android 6.0Android 5.1Android 5.1Android 7
スマホ通知安定度
アプリ連携Garmin ConnectAmazfit WatchなしWii WatchWii WatchWii Watch2
バッテリー
(実感)
通常使用で
7~10日
7日前後6~12時間14~24時間8~14時間14~24時間
通信BluetoothBluetooth
Wifi
4G, 3G
Bluetooth
Wifi
3G
Bluetooth
Wifi
3G
Bluetooth
Wifi
4G, 3G
Bluetooth
Wifi
カメラ2MP0.3MP2MP8MP
ディスプレイ反射型カラー液晶
解像度ー低
反射型カラー液晶
解像度ー高
IPS 240 x 240
1.54 inch
IPS 320 x 240
2.2 inch
IPS 320 x 320
1.53 inch
AMOLED 400 x 400
1.39 inch
ディスプレイの美しさ

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