Microwear H5 4G スマートウォッチ

1.スマートウォッチ概論

よく利用するGearbestにはsmartwatch phoneというカテゴリーがあります。これは文字通りでスマートウォッチと電話の機能を併せ持つ物です。スマートウォッチは搭載OSでおおよそ3つのカテゴリーに分類されます。

1.Wear OS(旧android wear)搭載
2.独自OS搭載
3.android(スマホ用と同じ)OS搭載

1.は有名スマホメーカーは大体製品を出しています。HUAWEI、ASUS、motorola、SONY等々

2.はSamsung、Apple、Garmin、fitbit、amazfit等です。私はGarminとamazfitを持っていますが、どちらも完成度が高く使い勝手も悪くありません。

3.は今日紹介するMicrowear H5 4G等中華スマートウォッチでは一大勢力をなすカテゴリーです。Gearbestでsmartwatch phoneと呼ばれるものはこれです。

3.はこれまでに3個購入したことがあります。正直完成度が高いとは言えません。しかしながらキワモノ的なドキドキ感があります。ただ、いくらキワモノと言ってもあまりにも使えない物だとがっかりします。そこでこれまでの経験からギリギリ使用に耐えるスペックをご紹介します。

(1)メモリ1GB、ストレージ8GB以上
このカテゴリではメモリ512MBの物もありますがレスポンスが悪く使い物になりません。ストレージも少し前の世代では4GBの物がありましたがシステムで3GBぐらい食うので空きがほとんど無く、これまた使い物になりません。

(2)バッテリーの持ちは12時間以上
朝出勤して帰宅するまでぐらいはもって欲しいですよね。

(3)カメラ付き
ガジェオタ的にはカメラ付きウォッチで人に自慢したいところです。

(4)スマホ通知連携付き
スマートウォッチの大きな利点の一つにスマホの通知連携機能があります。これがあるのと無いのとではお役立ち加減が全く違います。

前置きが長くなりましたがそろそろMicrowear H5 4Gを紹介します。

2.購入動機

そこそこ使えて(メモリ1GB:ストレージ8GB以上)、スクエアディスプレイのスマートウォッチを探していました。
連携アプリが見当たらないのと、画面解像度が低いのが引っかかりましたが購入当時、仮想通貨が高騰していたこともありイケイケ気分でポチりました。
Gearbestではこちらで購入できます。

3.スペック

Gearbestで紹介されているスペックは以下です。

Display: 1.54 inch 240 x 240 pixels TFT screen
CPU: MTK6737 Quad Core 1.1GHz
System: Android 6.0
Camera: 2.0MP ( SW 5.0MP )
RAM+ROM: 1GB RAM + 8GB ROM
Bluetooth:4.0
Sensor: Gravity Sensor
SIM type: single Nano SIM
Functions: GPS, WiFi, Heart Rate Monitor, Sleep Monitor, Barometer, Thermometer, Compass, Sports Management 
Network:
GSM: 850/900/1800/1900MHz
WCDMA: 850/900/1900/2100
TDD-LTE: B38/B39/B40/B41
FDD-LTE: B1/B3/B7/B8/B20

この製品はLTEに対応しています。今でもそうですが4Gに対応している中華スマートウォッチは珍しいです(ほとんどが2G、3G対応)。また、センサー類が充実しています。

4.外観、箱

(1)箱

箱というか缶です。

(2)缶の蓋を開けると

本体、MicroUSBケーブル、ユーザーマニュアル(英文、中文)が入っています。

(3)本体(正面)

上部ににカメラ、下部の穴はマイクです

(4)本体(左側面)

カバーに隠れていますがMicroUSBポートがあります

(5)本体(右側面)

電源/ロックボタン

(6)本体(背面)

背面のカバーを外すとnano SIMスロットがあります。 中央には心拍計があります。

材質的には周囲のフレームは金属製、背面は樹脂製となっています。ベルトは軟らかいプラスチックという感じでAmazfit paceやgarmin Forathlete235の2層構造シリコンよりも品質は劣ります。

5.使用感

(1)入力
文字入力は本体のみでは実質できないと思った方が良いです。Bluetoothキーボードがあるとwifiの設定等が非常に楽になります。

(2)解像度
240×240は明らかに狭いですね。地図やブラウザもかろうじて表示できるという感じで実用に耐えるかと聞かれると否という答えになります。

(3)通知
スマートウォッチの大きな役割の一つにスマホとの連携がありますが、本機ではできません。それは予めわかっていたのですが本機自身に到着したメール等の通知もしないのには参りました。一瞬バイブするだけでディスプレイを見ても何も表示されません。

(4)メニューについて
メニューは画面に3つの表示形式と2つのアイコンテーマが選べます。

(5)動作
動作そのものは軽快です。

(6)バッテリー
バッテリーはモバイルルーターによるWifi運用で朝100%で出勤して夜8時頃には30%程度になっています。

(7)カメラ
カメラの性能自体はこれまでに購入したスマートウォッチフォンとあまり変わりませんが、致命的な問題があります。外観の写真を見てもらえばわかるのですが画面上部に斜め上を向いて取り付けられています。これだと画面を見ながらテレビ電話をしようと思っても、天井が写ります。とにかく画面を見ながら撮影することが全くできません。

6.まとめ
これまでこのカテゴリのスマートウォッチフォンを3つ買ってきましたが、正直一番がっかりしました。以下のような奇特な人にのみ合うのかもしれません。
①通知が不要
②カメラはついていれば良い
③画面は狭くて見づらくても苦では無い
④とにかくスマートウォッチが欲しい(他に良い物がいっぱいあります)
⑤フィットネス関係のトラッキングがしたい(Amazfit paceの方が良いと思います。)
⑥金が余っていて無駄遣いしたい

一応購入したい方のためにリンクを張っておきます。

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