PCTV Plusの導入(テレビやSTBのビデオをBDディスクに書き出す)

DIXIM BD Burner 2013の後継として購入したPCTV Plusはソニーがnasne等と連携させるために販売しているパソコン向けソフトウェアです。主な機能は以下の3つです。

・録画番組のダビング

・録画番組のブルーレイディスクへの書き出し

・録画番組の視聴

素晴らしいことに2週間無料で試用することができます。これで互換性に対する検証を実施することができます。気になる費用は以下のようになっています。複数のパソコンで使用する予定があるのであれば複数ライセンスを購入したほうがお得です。

1台用:3000円

2台用:5400円

3台用:7200円

ホームページはこちらです。

https://www.sony.jp/playstation/store/products/nasne/pcnasne-dl/index.html

1.初期設定

ダウンロードしてインストールした後の初期設定は以下のようになっています。

「次へ」を押下します。

「はい」を押下します。ここで自動的にWindows側でPC TV Plusが使用するネットワークポートの開放が行われます。

自動でネットワーク上のDTCP-IP機器を検索しします。機器を選択して「次へ」を押下します。ここで選択しない機器は登録されません。ウィザード完了後、設定から登録することも可能です。

「終了」を押下するとアプリが起動し、以下の画面が表示されます。

ここで2週間の猶予があるので機器の相性問題を検証することができます。DTCP-IPは互換性がシビアなのでこの配慮はありがたいです。

2週間が経過すると起動時の画面が以下のものになり、ライセンスキーの購入かアンインストールを求められます。

ライセンスキーはソニーストアで購入します。

2.使用

アプリを起動すると以下のような画面が表示されます。

ホームネットワーク上の機器に録画された番組の一覧です。

番組を選択(チェックをつける)して再生、ダウンロード、BD/DVDメディアへの書き出しを行います。画面の使い勝手は至ってシンプルで直感的に操作できます。画面右上のカバン形状のアイコンは設定変更を行うためのメニューです。

設定メニューの中の解説も分かりやすくて戸惑うことはあまり無いと思います。「番組の保存場所」はPCTV Plusがダウンロードした番組データの保存場所です。ネットワークドライブ上に保存することも可能です。

光学メディア(DVD・ブルーレイディスク)への書き出しは既にパソコン上に保存されている番組以外は一度パソコンにダウンロードしてからメディアに書き出すという動作を行っています。

番組を選択して「書き出し」を押下すると書き出し用の設定を行うウインドウが表示される。

番組の書き出し可能回数が1回のみの場合は警告画面が表示される。

実際の書き出し作業中の進捗を表す画面。

完了するとこのようなダイアログボックスが表示される。

3.互換性について

DTCP-IP関連機器で最も気になるのが互換性です。

 WA-7000DMR-BRW100042Z1DS218J
ダウンロード
(PCTV Plusで操作)
X
アップロード
(対象機器で操作)
X
再生(PCTV Plusで)
再生(対象機器で)X
リスト表示
(番組名がPCTV Plusに表示される)

WA-7000の手強さが明らかです。

ただ、DTCP-IPは遅延に対して異常にシビアという説もあるのでWifiを使用せずに有線接続すると結果が異なってくるかもしれません。

4.まとめ

再生、ダビング、光学メディアへの書き出しという多彩な機能を持ちながら、動作も安定しています。パソコン1台用ライセンスの3000円も全く高く感じません。ただし、連携予定の機器との互換性はDTCP-IP規格の不透明さとも相まって実際に使ってみないとわからない部分があります。これについては14日間の使用期間で検証すれば良いと思います。

この種類のソフトウェアとしてはベストと言って良いでしょう。

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