ethosの導入については先輩マイナーさんのブログにいろいろあるのでここではその後の設定について記述します。
この記事は2018年4月のハードフォーク以前の物なのでlocal.confの設定(flagsパラメータが必要)が異なります。ハードフォーク後の設定については以下の記事をご覧ください。
ethosでGPUの設定を記述するlocal.confですが初めて見ても「?」という感じで結構難解です。
他の先輩マイナーさんもRADEON派が多く私のようなGeforce派は少数で参考になる設定がなかなか見つかりませんでした。
海外のサイトなども見てとりあえず動くようになったのがこれ。
globalminer ccminer
maxgputemp 80
stratumproxy enabled
proxywallet 41ーーーーーーーーーーーーーーーウォレットアドレスーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーN
proxypool1 xmr-asia1.nanopool.org:14444
proxypool2 xmr-us-west1.nanopool.org:14444
globalfan 60# palit geforce gtx 1070 8G
cor 86.04.50.00.5A 2000
mem 86.04.50.00.5A 4000
pwr 86.04.50.00.5A 65
fan 86.04.50.00.5A 60# palit geforce gtx 1060 3G dual fan
cor 86.04.54.00.3A 1850
mem 86.04.54.00.3A 3950
pwr 86.04.54.00.3A 65
fan 86.04.54.00.3A 55# ASUS geforce gtx 970 4G
cor 84.04.1F.00.2B 1400
mem 84.04.1F.00.2B 3550
pwr 84.04.1F.00.2B 60
fan 84.04.1F.00.2B 55
以下解説です。
globalminer ccminer <—マイニングソフトを指定
maxgputemp 80 <—GPUの温度が80℃を超えると処理をやめる
stratumproxy enabled <—意味はよくわからないけどenableにする
proxywallet <XMRウォレットのアドレスを記述する>
proxypool1 xmr-asia1.nanopool.org:14444 <—プールのアドレスを記述
proxypool2 xmr-us-west1.nanopool.org:14444 <—上記のプールが使用できないときのアドレス
globalfan 60 <—このリグの全GPUのファンを60%で稼働させる(おそらく下の個別設定が優先される)
ここから下はGPUごとの設定
#から始まるのはコメントでどのGPUの設定なのかを区別するために記述
cor:GPUコアクロック
mem:メモリクロック
pwr:パワーリミット(フル稼働時電力消費に対する割合:MSI After burnerでも同様の設定がある)
fan:ファンの風量に対する割合(パーセント)
<記述例>
# palit geforce gtx 1070 8G
cor 86.04.50.00.5A 2000
mem 86.04.50.00.5A 4000
pwr 86.04.50.00.5A 65
fan 86.04.50.00.5A 60
この例ではGPU BIOS 86.04.50.00.5AのGPUに対して
GPUコア2000MHz、メモリ4000MHz、パワーリミット65%、ファン60%で稼働させるという設定になります。
GPUのBIOS値はshow statsで得られます。
show statsの出力の一部抜粋
models: 01 GeForce GTX 1070
02 GeForce GTX 1070
04 GeForce GTX 1060 3GB
05 GeForce GTX 1060 3GB
0c GeForce GTX 1060 3GB
0f GeForce GTX 970
bioses: 86.04.50.00.5A 86.04.50.00.5A 86.04.54.00.3A 86.04.54.00.3A 86.04.54.00.3A 84.04.1F.00.2B
modelsの上からの順番と、biosesの左からの順番は一致します。
上記をもとにご自分でいろいろ設定を試してみてください。
この記事がそのきっかけになれば幸いです。