最近はオリンピックに釘付けですっかり更新を怠けてしまってました。
さて、私はクラウドマイニングについてはGenesis Miningしか知らず、採算性もあまり良くないだろうと勝手に考えていました。ところが職場のマイニング仲間から「純粋に投資として考えると自分で機材そろえるよりも効率的だよ」と勧められたので先入観を捨てて考えてみました。
クラウドマイニングとはマイニングを専門に行っている事業者からハッシュレートを購入して代わりにマイニングをしてもらうという仕組みです。機材、機材管理、電力は事業者持ちです。Genesis Mining等が有名です。
クラウドマイニングのメリットとしては以下が考えられます。
(1)電気代がかからない
家の電気代がかからないし、ブレーカーの心配もありません。
(2)熱対策がいらない
冬季は暖房の代わりになって良いのですが春から夏にかけては熱対策をしないと室温が軽く40℃を超えてきます。
(3)自作PCに関するノウハウ、知識が不要
これは普段自作PCに縁遠い人にとってはかなりハードルが高いことだと思います。トラブったときの対応にもそれ相応の知識が必要です。
(4)機材の管理、メンテナンスが不要
休みなしに70~80%のパワーで回し続けるので壊れるものも出てきます。それ以外にもネットワーク系の問題などで思った以上に管理に手間暇とられます。
(5)機材を設置する場所がいらない
リグを持っている人ならわかりますが、うるさくて同じ部屋で寝ることが来ません。結果的にリグ設置用の部屋が必要になります。
一方、デメリットとして考えられるのは以下です。
(1)クラウドマイニング事業者の事業継続性が不安
平たく言うと業者がつぶれるかどうかです。事業者が潰れてしまうとハッシュレートを購入するために費やした費用が回収できなくなります。
(2)つまらない(笑)
私はメインPCを自作にしているので機材の購入や維持が結構楽しかったりします。クラウドマイニングでは最初にハッシュレートを購入すると後は任せっきりなので、PCいじりが好きな人にとっては物足りないかもしれません。
実績のある業者としてはGenesis MiningとHashflareがありますが、以下の点が異なります。
(1)契約期間
Genesis Mining:24ヶ月
Hashflare:12ヶ月
(2)ハッシュレート
Genesis Mining:4つのコースから選び、あまり融通が利きかない
Hashflare:1KH/s単位(通貨による)で購入可能。自由度が大きい
(3)費用
同じハッシュレートの場合Genesis Miningの方が若干安いです。
私はHashflareを利用することにしました。(実はこの記事を書くまであまりGenesis Miningについて調べていませんでした)今どちらを選ぶかと聞かれても恐らくHashflareですね。2年はちょっと長い気がします。ただし、リスク分散の意味で両方利用するというのはアリだと思います。
Hashflareのユーザー登録はすぐにできます。ハッシュレートの購入はクレジットカードかBitcoinによる入金になります。クレジットカードの場合は利用限度額に注意が必要です。またクレジットカード利用の方が手続きが面倒になります。Bitcoinで支払う場合は仮想通貨取引所からすぐに送金できるのかあらかじめ確認しておいた方が良いです。コインチェックの問題のために取引所では仮想通貨の送金に一定の制限をかけている場合があります。私はGMOコインだったのですがペイジーで入金、Bitcoin購入後すぐにHashflareに送金しようとしたらGMOコインの送金ルール(ペイジー入金と同額の仮想通貨を1週間以内は送金できない)に引っかかってしまいました。この直後Bitcoinの暴落を食らってしまい、値が戻るまで3週間待ちました。
私はイーサリアムで150MH/sを契約しました。費用はバレンタインキャンペーンのおかげで$3,000でした。現状一日あたり0.011ETH前後(日本円で1000円強)稼いでいます。10ヶ月で投資費用を回収予定です。
このダッシュボードの利益予測はCryptcompareで電力をゼロにしたときとほとんど変わりません。(エストニアの電気代恐るべし)
一度投資してしまえば後は放置で現状20%以上増えて回収できます。万人にお奨めすることはできませんがマイニングに興味はあるけどハードルが高いなと感じている人は検討してみてはいかがでしょうか?
Hashflare:https://hashflare.io/
Genesis Mining:https://www.genesis-mining.com/