ethosをUSBテザリングでネット接続する

今、私の環境は先月からつづく間歇的なネットワーク障害のまっただ中にいます。詳細は別の記事にまとめる予定ですが簡単にはこうです。

1.1月27日からおかしくなった

2.4,5分に一回ネットワークが切断される(pingが10数秒応答しなくなる)

3.特定の端末を接続したときだけ発生する(運の悪い事にリグ1号機)

上記をプロバイダーに何度も説明し物理的な交換(ルーターも含めて)をやっているのですが全く改善しません。

プロバイダーの問題なのかリグ1号機(2号機や3号機とネットワーク設定は同じ)の問題なのかを切り分けるためにテザリング接続をすることにしました(前回使用したモバイルルーターはなぜか今回全くsimを認識しません)。

1.手順

(1)LANケーブルを抜く

特に必要ないかもしれませんがLANケーブルを抜いておきます。
また、以下のコマンドでeth0を殺しておきましょう。

/home/ethos # su  (rootユーザーになる)
/home/ethos # ifconfig eth0 down

(2)スマホのUSBケーブルでリグに接続する

特にandroidスマホではパソコンにUSB接続しないと設定部分が有効になりません。そのため、まずスマホをUSBケーブルでリグに接続します。その後でUSBテザリングを有効にします。USBテザリングを有効にしてifconfig -aを実行すると以下のようになります。(eth0とloは省略)

usb0 Link encap:Ethernet HWaddr be:c1:16:b1:37:da
BROADCAST MULTICAST MTU:1500 Metric:1
RX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
TX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
collisions:0 txqueuelen:1000
RX bytes:0 (0.0 B) TX bytes:0 (0.0 B)

(3)/etc/network/interfacesを編集する

ここが最大の難関でした。私の知識不足が主因だと思いますが固定IPだとどうしても外部ネットワークと通信できませんでした。そのためDHCP設定になります。

有線LANで固定アドレスにしていると以下のような設定になっていると思います。(loを除く)

allow-hotplug eth0
auto eth0
iface eth0 inet static
address 192.168.11.132
netmask 255.255.255.0
network 192.168.11.0
gateway 192.168.11.1
dns-nameservers 192.168.11.1

これを以下のように変更します。

allow-hotplug usb0
auto usb0
iface usb0 inet dhcp

なお、いつでも元の設定に戻せるようにinterfacesはバックアップをとっておきましょう。
また、interfacesの編集はrootユーザーしかできないのであらかじめsuコマンドでrootユーザーになっておきましょう。(もしくはsudoでviを使う)

(4)リブート

リブートすると設定が反映されます。

(4)動作確認

放っておくとminerが起動して画面にハッシュレートが表示されます。ハッシュレートが0でなければ外部接続ができている証拠になります。ハッシュレートが0のままであればpingコマンド等で疎通確認をしましょう。

2.まとめ
 今回紹介したethosのテザリングは通常時は全く必要ありません。以下の特殊な状況下では有効な選択肢になると思います。また機種変して余ったスマホの使い道としても有効です。

(1)インターネットプロバイダー起因のトラブルで接続が不安定(私のケース)

(2)ルーターの故障

(3)自宅から離れた場所に一時的にリグを設置する

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする