仮想通貨の安全な保管について

ここ最近一番のニュースはコインチェック(Coincheck)におけるXem不正出金でしょう。
(実は私もここにはmoneroをそこそこ預けており非常に不安です)

識者によると取引所に置くのは非常に危険だと言われていたのでやはりという感じの論調も多いですね。そこで、仮想通貨の保管について考えてみたいと思います。

取引所以外に仮想通貨を保管する場合は以下の3つが考えられます。私見ですがセキュリティの高い順に並べると以下になります。

1.ハードウェアウォレット

2.ローカルウォレット(PCやスマホ等)

3.クラウドサービスのウォレット(オンラインウォレット)

1.ハードウェアウォレット

ハードウェアウォレットの2大勢力といえばトレザー(Trezor)とLedger Nano Sです。
現在1万5000~8000円程度で販売されています。少々値が張りますがネットワークと切り離された筐体内に暗号化された秘密鍵を保持するという強固なセキュリティで安心できます。どちらも主要な仮想通貨には対応しますがMoneroとXEMは対応しません。またTrezorはRippleには対応していません。

仮想通貨はマイニングで得たもの以外にも投資がてら購入するようになったのでハードウェアウォレットを購入することにしました。 ハードウェア...
2.ローカルウォレット

ローカルウォレットはパソコンにプログラムをインストールして管理します。ブロックチェーンと秘密鍵をパソコン上に保持します。自分がセキュリティやパソコンのハードウェア障害に気をつけることができれば取引所やクラウドサービスよりもはるかに安全です。

私が持っている通貨で言うと以下のものがあります。

モナコイン
ダウンロード:http://monacoin-crypto.blogspot.jp/2014/01/blog-post_10.html

Monero
ダウンロード:https://getmonero.org/downloads/

XEM(どちらかというとクラウドサービスに近い)
ダウンロード:https://nem.io/downloads/

3.クラウドサービスのウォレット
クラウドサービスのウォレットの安全性は実際のところどうなんでしょう?
色々調べた感触では自分でいくつかキーやフレーズを書き出す必要があるところは比較的安全だと思います。単にログインするだけもしくはプラス二段階認証では心許ないです。
今回のコインチェックや昨年のNicehashも二段階認証が設定できるようになっていました。それでもこのていたらくなのでシステム内部の安全性と二段階認証はあまり関係が無いように思います。
4.まとめ
コインチェックでは普通の銀行では考えられないことが起こってしまいましたが、別な言い方をすると何でもありな世界なのかもしれません。これからは仮想通貨の投資やマイニングを行うときは収益ももちろん重要ですが安全性も重視しなければなりません。上記1,2に対応する通貨を保持、マイニングすべきなのかもしれません。

私も昨年のNicehash、今年のコインチェックに懲りたので引き出せる仮想通貨は全てハードウェアウォレット、ローカルウォレットに保管するつもりです(Moneroどうか無事で...)

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