天下統一相克の果て 太閤の遺産シナリオの攻略(その1)

本タイトルの「太閤の遺産」シナリオは豊臣秀吉が亡くなった後(1599年春)の状況で始まります。大名間のパワーバランスに著しい差があり、これをひっくり返す醍醐味はやったものにしかわかりません。と言うわけでこのシナリオの攻略について紹介したいと思います。
(上杉家で天下人になれた喜びでこの記事を作ったと言っても過言ではありません)

このシナリオをやるようになって思うのは「よくテストされているな」と言うことです。コンピューターが徳川と豊臣をやるとほぼ確実に美濃、近江あたりで両軍激突になります。まさに関ヶ原です。史実と異なるのは一戦でけりがつかないことですが、それこそ一戦で決着がつくのが異例と言うこともできます。

1.各大名の勢力
大名家威信石高CP残金総兵力総鉄砲動員
徳川2226121515491131001231050
豊臣2228514501229990003640080
前田21103162077230000600060
上杉19116182416337500370040
毛利20126182477930000960050
宇喜多1957141162415000600065
小早川1961111060313000470050
黒田813151008314000540010
伊達1457211131620500205030
島津1757151183022000100000

五大老筆頭の徳川家の勢力が他を圧倒してる。上記+龍造寺ぐらいがかろうじてクリアできる可能性があると思う。他の大名家はよほどの好事家で無い限りチャレンジは勧めない。

2.徳川家の戦略

はっきり言って楽勝である。兵力、石高、武将に秀でている上、外交関係が非常に充実していて瞬く間に同盟ー従属ー臣従で領地と兵力が増えていく。
流れとしては以下。

(1)佐竹家を滅ぼし関八州を制圧下に置く
(2)真田家を滅ぼす
(3)同盟、従属、臣従を活用して美濃までほぼ無血で進出する
(4)そのままゴリ押しで石田、豊臣を押し込みながら山城を支配する

これで終わりです。特に工夫しなくても1605年中に関白になることができる。

3.豊臣家の戦略

豊臣家は徳川家ほど楽ではない。豊臣秀頼が幼いためCPが少なく、1ターンあたりの行動に制限があることと、驚くほど武将の軍事力が低いためである。配下にいる政治力の高い前田玄以と長束正家をいかにうまく使うかが鍵となる。

(1)福原家、増田家をなるべく早く臣従させる(当主の政治力が高いので非常に重要)
(2)細川家を滅ぼす
(3)前田、伊達と友好度を高めて徳川家による臣従を妨害する
(4)九州は外交によって従属、臣従を繰り返して島津以外は制圧する。島津は同盟で可。
(5)四国を通行可能にしたら九州の軍団を上方に移動させる
(6)美濃以東に侵攻開始

こんな感じで1609年ぐらいに関白になることができる。

4.上杉家の戦略

上杉家は当主景勝はそこそこ優秀で直江兼続もそこそこで、他にも優秀な武将が多いので一見希望がありそうだがいざ始めてみるとかなり厳しいことがわかる。
・周囲がほぼ敵(外交交渉する前に攻めてくる)
・未整備かつ長い街道が多い
・大雪になると何もできない
・飢饉凶作で収入が安定しない

いくつか戦略があるが
・最上家と戦う → 伊達、村上家に攻められる
・伊達家と戦う → 最上、村上家に攻められる
・南進する → 伊達、最上、村上家に攻められる
となり、破綻する。

出羽北部の飛び地の扱いが難しい

飛び地とそこに武将がいる関係上、出羽は捨てられないので最上と戦うのは避けられない。その間、伊達/村上家とどう向き合うかと言うことになる。

(1)会津城に6000程度の守備隊を置く(村上家の侵攻を抑止するため)
(2)伊達家には上杉景勝以下12000が白石城に入り対峙する
(攻め込まれて合戦をして友好度を下げないため)
(3)残りは直江兼続に与えて出羽を攻略させる。
(4)飛び地の武将に最上の鮭延秀綱を引き抜かせる
(5)飛び地から最上、南部の武将を引き抜かせる
(6)この間伊達と同盟を結ぶ
(7)出羽を飛び地部隊と直江隊で南北から挟撃しながら最上を滅ぼす。
(8)南部と同盟を結ぶ。
(9)前田と友好度を高める(余裕があれば福島家とも友好度を高める)
(10)下野、常陸に進出(この頃は佐竹は滅びかかっている)
(11)越後方面(新発田城)に進出して徳川家の反撃を牽制する
(これは北関東への侵攻を助けるために行う)
(12)後は細心の注意を払いながら徐々に支配地を増やしていく

ここまでやってもなかなか大変で、残金が底をついて行動できないこともしばしば。1620年代後半にようやく関白になるかという感じ。

 関ヶ原合戦前後の上杉家を舞台にした歴史小説

5.宇喜多家の戦略
宇喜多家は当主秀家以下軍事力に秀でた武将が多いので戦には困らない。豊臣家と隣接しているので従属を迫ってくるがこれを断ると結構な確率で同盟を破棄される。ただ、豊臣は細川や筒井と争うので宇喜多まで兵を差し向けない。そこで以下のように戦っていく。

(1)生駒家(讃岐)を滅ぼす
(2)伊予に侵攻し毛利と分け合う。このとき必ず塙団右衛門を引き抜いておく
(3)蜂須賀家(阿波)を滅ぼす
(4)播磨に侵攻する(豊臣とガチ勝負)
(5)前田、伊達と友好度を高める

豊臣は弱いので結構簡単に滅ぼすことができる。後はひたすら東に侵攻していけば良い。

以下、(その2)に続く。

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