XDUOO X10を購入しました。以前私の携帯オーディオ環境を紹介しましたがやはりかさばるので単体でもそこそこの音を出すものを探していました。
その点X10はDACチップがあのIriver AK380と同じAK4490を搭載している点が気になりました（AK380はデュアル、X10はシングルですが）。そんな折Gearbestがセール価格で販売していたので勢いでポチりました。
１．外箱・同梱物
（１）外箱
外箱は紙製で特に高級感はありません。角は安定のつぶれがあります。
（２）同梱物
同梱物はなかなか豪華です。
・3.5mmミニプラグのオーディオケーブル（端子部分を除くと約１２cm）
・光デジタルケーブル（端子部分を除くと約１０cm）
・充電用MicroUSbケーブル
・スクリーンプロテクター
・英文マニュアル
この中でスクリーンプロテクターはすぐに装着した方が良いです。X10の画面はスマホのように表面が硬いものではなく傷がつきやすいです。私もうっかり傷をつけてしまいました。
２．外観
筐体自体は金属製でそれなりに高級感はあります。
（１）下側面
左からゲイン、ヘッドフォン端子、ラインアウト端子（アナログ、光兼用）
（２）右側面
MicroSDカードスロット１，２とボリュームボタン（＋／ー）、リセットボタン
MicroSDスロットは仕様では128GBまでとなっていますが、私のSanDiskの200GBカードは認識されました。
（３）上側面
MicroUSB端子、電源ボタン
（４）左側面
ロックボタン
４．スペック（仕様）、使用感
（１）スペック（仕様）
製品ページにある主なスペックは以下です。
DACチップ：AK4490（AK380と同じ）
アンプチップ：Muses8920（DAC-HA200と同じ）
アンプチップ：Muses8920（DAC-HA200と同じ）
MicroSDスロット×２（128GBまで可）
連続再生時間：９時間
連続再生時間：９時間
（２）使用感
・物理ホイールの操作性
物理ホイールを回して操作をする想定のようですがホイールが滑りやすく、あまり操作性が良いとはいえません。これとは別にある「方向キー」の方が使いやすいです。
・ロックボタン
操作をロックするボタンですが全ての操作をロックするためボリュームを調節することができません。
操作をロックするボタンですが全ての操作をロックするためボリュームを調節することができません。
・メニュー画面とレスポンス
メニュー画面は特にわかりにくいわけではなく、操作に対するレスポンスも機敏でここでストレスを感じることはありません。
・プレイリスト
Android形式にせよ、itunes形式にせよプレイリストファイルには一切対応しません。
・バッテリーの持ち
ほぼカタログスペック通りです。ウォークマン等に慣れていると９時間の持ちは大変短く感じるでしょう。充電は２～３時間でフル充電です
５．音質
（１）単体
音質はさすがのAK4490といえます。
解像感が高く、今まで聞こえなかった音が聞こえます。IE80との組み合わせですがほぼ全域にわたって満遍なく音が鳴るような印象です。
（２）本機＋DAC-HA200（光ケーブル接続）
DAC-HA200には光インターフェースがあるので付属ケーブルで接続しました。この場合ほぼDACチップはDAC-HA200のものを使うので単体で聞こえていた細かい音が聞こえなくなります。（従来のオーディオ環境とほぼ同じ構成になってしまう）
（３）本機＋DAC-HA200（Line outーLine in接続）
これが現状私の手持ちではベストの構成になります。同じアンプチップですがDAC-HA200の方がより広がりを感じる音になり、これと本機の高解像な音が組み合わさるので非常に良い感じです。
６．総評
さて、総評です。
（１）良い点
・音質が非常に良い
・安物に見えない
・スペック上256GBまで容量拡張可能で非ハイレゾ音源ではほぼ無限といえる容量
（２）不満な点
・使いづらい物理ホイールの操作性
・バッテリーの持ちの悪さ
・プレイリストが使えない
最後に（２）以外に一点だけどうしても改善してほしいポイントがあります。曲の先頭0.3～5秒程度切れます。これがなければ音質が素晴らしいので自分としては（２）の不満点があっても我慢できるのですが．．．
これはなんとかならないでしょうかねぇ？
