最近ランニングをするようになったのですが、音楽を聴くのにスマートフォンがかさばると感じるようになりました。そこでAmazonで安価なBluetooth対応オーディをプレーヤーを探したところ、これが見つかりました。なんと2999円です(執筆当時)。
まず、梱包と外観です。梱包は質素で必要最低限な感じですが雑な印象はありません。
外観は周囲のフレームは金属で値段から来る印象と相当異なります。
正面の操作は全てタッチ式です。
正面から見て下側面にmicro USBポートと3.5mmイヤホンジャックがあります。
左側面はロック/電源ボタンとMicroSDカードスロットがあります
右側面にはボリューム+、ボリューム-ボタンがあります。個人的にポータブルオーディオプレーヤーのボリュームボタンが物理キーであることは譲れないポイントです。
背面はプラスチックですが光沢処理がされていて高級感はありますが見ての通り指紋が残りやすいです。
Amazonの商品ページにある仕様は以下です。
本体サイズ:90mm*39*8mm
本体重量:59.2g
画面:TFT 1.8inch
材質: 亜鉛合金
ブルートゥース:4.0
USB:2.0
メモリ:内蔵容量8GB、外部拡張最大128GB(64GB/32GB/16GB/8GB/4GBにも対応)
対応音源形式: MP3/WMA/OGG/APE/FLAC/WAV/AAC-LC/ACELP
対応ビデオ形式: AVI/AMV(160*128)
画像形式: JPG/BMP/GIF
録音形式:MP3:32 kbps/64 kbps/128kbps、PCM:512kbps/768kbps/1024kbps/1536kbps
充電仕様:5v/500mA
なお、ハイレゾにも対応しているらしい記述がありますが少なくとも私の手持ちのハイレゾ音源は再生できませんでした。このあたりは期待しない方が良いと思います。
私としてはオーディオプレーヤーのつもりで購入しているのでそれに沿った使用感の紹介となります。
ユーザーマニュアルが同梱されているのですが日本語を含む六カ国語対応で、日本語部分は9ページ操作に必要な説明はなされています。
メニューは以下のような感じで直感的にわかります。
念のために補足すると左上から
録音、ブルートゥース、FMラジオ
設定、音楽、フォルダ
画像、ツール、電子ブック
となっています。
日本語表示にするためには「設定」メニューを開きます。(たしかデフォルトは英語だったと思います)
メニューの操作レスポンスは軽快で、不満を感じることはありません。
操作パネルは左上からメニュー、戻る、上、左、決定、右、下ボタンとなります。
音楽ファイルを転送する方法は2種類あります。一つは本体をUSBケーブルで接続する方法、
もう一つはmicrosdカードにパソコンからコピーしたファイルを本体に挿す方法です。
(1)USBケーブル接続
本体に8GBの容量があるのでまず手軽に利用するのはこの方法になりますが、転送速度がめちゃくちゃ遅いです。1MB/s以下です。フラッシュメモリが遅いのか、USBコントローラーが遅いのかわかりませんがとにかく遅いです。
(2)microsdカードを使用する方法
これは何ら不満がありません。「音楽」メニューで「プレイリストを更新」すればライブラリは更新されます。数百曲であれば数分以内に更新するので不満を感じることもありません。
なお、スペックでは128GBまでのカードに対応とあります。私の手持ちは64GBですがこれは問題なく認識しました。
音楽を聴くためには「音楽」もしくは「フォルダ」メニューから入ります。
「音楽」メニューではタグ情報に基づいたライブラリで曲を選択します。「音楽」メニューは以下にはさらに以下のサブメニューがあります。
すべての曲
直前に再生した曲
アーティストーー>アルバムーー>曲
アルバムーー>曲
ジャンルーージャンルーー>アーティストーー>アルバムーー>曲
プレイリスト
プレイリストを更新します
ホームディレクトリ
カードディレクトリ
曲を再生している画面でメニューボタンをタップすると再生に関するサブメニューが表示されます。
ホーム メニュー画面に戻る
シャッフル シャッフル再生
リピート リピート再生
ブックマーク 語学用?
次から音楽を再生.. 不明
イコライザー プリセット6種類、カスタム(手動)(Bluetooth接続時は無効)
シフト配信 不明(Bluetooth接続時は無効)
スリープタイマー 99分まで設定可能
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かなりの多機能ぶりです。
肝心の音質ですが、はっきり言って値段なりです。しかしながら2000円前後のイヤホンだとこのプレーヤーとスマホやその他のオーディオプレーヤの違いはわからないかもしれません。違いを見いだすには1万円前後より高価なイヤホンが必要です。私の用途のブルートゥースイヤホンでランニングという用途では全く不満はありません。
(1)Bluetooth
複数の機器とペアリングできます。ただし、電源を切るとBluetoothそのものがオフになります。そのため電源をオンにしてからBluetoothをオンにする必要があります。省電力のためと思われます。
また、電波はあまり強くありません。1メートル以上離れると途切れがちになります。これも省電力のためと思われます。
(2)イヤホンジャック
多くのスマホやオーディオプレーヤーではイヤホンを抜くと再生が停止しますが本機ではそれがありません。再生が継続するので注意が必要です。
(3)ロック/電源ボタン
再生中にロックボタンを押すと液晶画面が消え、操作パネルでの操作ができなくなります。この状態でもボリュームボタンは生きているので音量調節は問題なくできます。
2999円恐るべしです。以前紹介したXduoo X10と比較しても音質以外は全て勝っています。
ハイレゾ音源が使えない、パソコン等で作成したプレイリストファイルが使えないという点がが気にならなければメインプレーヤーとしても使用可能です。