ガジェットとマイニングと

Huami AmazFit Pace スマートウォッチ

実は中華スマートウォッチが大好物だったのですが最近はあまりの実用性のなさに手を出していませんでした。しかしながら前から気になっていたAmazfit Paceがセール価格になっていたので思わずポチってしまいました。($89.99)

一応Xaomiブランドとなっているのですが公式サイトをみるとXaomiとは資本関係のみのようです。

1.箱、同梱物

本体の他は充電用アダプタとユーザーガイドというシンプルな構成

2.外観

外観はこんな感じです。

ディスプレイは半透過(?)液晶です。バックライトがなくても見えますが屋外だとよりはっきり視認できます。外側のベゼル(?)は金属製で丈夫です。

背面は充電用接点と心拍計があります。

ベルトの質感は安い中華スマートウォッチとは一線を画しています。

AmazFit paceの唯一のボタン。これを押すと画面のスワイプが可能になります。

見た目はラウンド型のスマートウォッチです。ボタンが一つだけというのがGarminのランニングウォッチとの大きな違いです。

ランニングウォッチはランニング中の操作性のためにボタンをそれなりに大きく、数も多くなります(Forathlete235で5個)。一方、ランニングウォッチを日常使いするとボタンが袖に引っかかって勝手にトレーニングモードになっていたりします。

Garminのランニングウォッチはボタンが多い

黄色いボタンはトレーニングモードに切り替えるためのもの

その点、Amazfit paceは 小さなボタンが一つだけなので日常使いでのうっとうしさはありません。

3.スペック

スペックは公式サイトなどにありますが以下です。

バッテリーについては11日というのは盛りすぎです。デフォルト設定だと5日ぐらいでしょう。

4.初期設定

AmazFit paceは単体では設定できません。AndroidかiOSのいずれかが稼働するスマホAmazFitのアプリをインストールしておきます。

以下、初期設定手順
(1)AmazFit paceの電源を入れる。(ボタン長押し)
(2)起動完了後QRコードが表示される


(3)BlutoothをオンにしたスマホでAmazfitアプリを起動してQRコードを読ませてスマホとペアリングさせる。
(4)ペアリング後各種設定はスマホアプリから可能です。

5.AmazFit pace本体の各画面

AmazFit paceではボタンを押して操作モードにした後、各方向にスワイプしてアプリや設定画面を表示させます。
(1)下にスワイプ → 設定を含むステータス画面

月:サイレントモード(通知なし)
飛行機:機内モード
ランプ:バックライトの明るさ
ナット:設定

(2)右にスワイプ → トレーニングアクティビティ

実際に走ったルートなどガーミンに比べても遜色のない情報があります。

(3)さらに右スワイプ → 天気予報

(4)さらに右スワイプ → 歩数計

(5)さらに右スワイプ → 心拍計

ガーミンと違ってトレーニングモード以外では常時測定するわけではないので活動量計的な使い方はできません。

<2018年12月26日追記>
心拍数を常時測定するモードがいつの間にかサポートされていました。これでガーミンと比べても遜色ない状態になりました。

(6)さらに右スワイプ → ミュージックプレーヤー

いまいち使い方がわかっていません。

(7)さらに右スワイプ → アラーム

(8)さらに右スワイプ → コンパス

(9)さらに右スワイプ → ストップウォッチ

(10)さらに右スワイプ → 睡眠計

(11)さらに右スワイプ → トレーニングセンター

トレーニングメニューを作るアプリのようです。

(12)さらに右スワイプ → タイマー

(13)左にスワイプ → トレーニングモード

ボタンを押してホームから左にスワイプするとトレーニングモードになります。ここでこれから行うアクティビティを選択して開始すればGPSと心拍計が動作し、ランニングウォッチの機能となります。

私はガーミンのForathlete 235Jも所有しており、ジョギングではそちらを使用するのですが、一度試しにこれも腕に巻いて走ってみました。GPSの電波のつかみはやはりガーミンのほうが早いです。ただ、それ以外はガーミンと同等と言って良いと思います。

5.使い勝手
ランニングウォッチとしてはガーミンと比べても遜色のない使い勝手です。また、スマホの通知をAmazFit paceで受け取ることもできます。iOS(iphone5C)ではほぼ100%の通知成功率でした。android(Nubia Z17mini)だと通知成功率が落ちます。これはAmazFit paceのせいというよりはスマホのOSのせいだと思われます。

いろいろ褒めていますが、一点難点があります。他のHuami製品がどうかわかりませんが、本機は英語と中文しか対応しません。スマホ通知のメッセージ内容はきちんと日本語表示してくれますが、操作メニューやAmazFit pace自身が出すメッセージは全て英語となります。
英語が苦手な人にとっては致命的なマイナスポイントになるでしょう。
6.まとめ
私は数年前、安価なランニングウォッチを探していました。なかなか良い物に出会えず、結局鉄板のガーミンにしたのですが、当時これが存在していたら間違いなくこちらを購入していたでしょう。それだけの完成度とコスパが本機にはあります。