Baikal Giant Nの設定

Baikal Giant Nが届いて6日たちました。

細かいトラブルはありますが、順調に稼働しています。

Baikal Giant Nの設定について記載したいと思います。

1.説明書がない

少し驚いたのがこれです。Baikal Giant Nの梱包箱には本体、電源用ケーブル2種類が同梱されていますが説明書の類いが一切ありません。メーカーのサポートページも確認しました。

あるのはX10用のチュートリアルだけです。(http://www.baikalminer.com/support03.php

しようがないのでこれを参考にして設定を始めました。

ドキュメントがなさ過ぎる

2.Web GUIへのログイン

チュートリアルとみるとルーターでIPアドレスを特定してブラウザでそのIPアドレスを開けとあります。ルーターではDHCP関連のメニューを開くとホスト名がBaikalと表示されます。それのIPアドレスを使用すればいいです。(ここでは192.168.11.111)

そうやって開いたWeb GUIのログイン画面がこれ

ログインパスワードはチュートリアルにもありますが”baikal”です。

3.Web UIの説明

(1)ダッシュボード

ログインすると表示されるのがこの画面。Baikal Giant Nの稼働状況がすぐにわかります。

この画面では状況を表示するだけで設定はできません。

(2)Miner設定画面

Baikal Giant Nの設定は主にここでやります。極端な話、この画面の設定が終わればマイニングに関しては問題なく始まります。

(2-1)Available Pools

左側のAvailable poolsにCryptonight、Cryptonight-liteに対応したマイニングプールの設定値がプリセットされています。これらをクリックするとPool設定に追加されます。

(2-2)Pools(Pool設定)

ここにプールの設定を入力します。何かしらの変更を入力するとSAVE(保存)ボタンが表示されます。SAVEボタンを押すとBaikal Giant Nのminerソフトウェアが再起動します。

(2-3)SGMINER Options

Baikal Giant Nのminerソフトウェアの細かい設定です。まだあまりよくわかっていません。

(3)Settings

minerソフトウエア以外の設定です。タイムゾーンを合わせるぐらいでしょうか。

(4)Backup

設定のバックアップとリストアです。今気づきましたが、ここで1台分の設定をバックアップすれば他のASICにリストアすることで簡単に設定できたかもしれません。

(5)Terminal

Baikal Giant NはOSにubuntu v14を使用しています。ネットワークがらみの基本設定はlinuxの知識でどうにかなります。デフォルトのログイン情報は以下です。

ログインユーザー:baikal

ログインパスワード:baikal

suパスワード:baikal

ここでしておきたい設定がホスト名の変更です。何せ10台あるので識別させないと大変です。ホスト名の変更は以下のファイルを編集します。(super userになる必要があります)

/etc/hostname

/etc/hosts

これらのファイルのbaikalを好きな名前に変更するとその名前がホスト名になります。

ファイルの編集が終わるとそのままリブートします

# shutdown -r 0

これでホスト名の変更が反映されます。

3.Nicehashの設定
さて、みんな大好きNicehashの設定ですが以下のページで設定値を取得します。
これを(2-2)に入力します。一例としては以下です。
URL:stratum+tcp://cryptonight.jp.nicehash.com:3355
Algo:Cryptonight
User:ビットコインウォレットのアドレス.ワーカー名
Pass:x
Priority:0
URL、Algo、Passは決まり切っているので解説はしません。
Userに入力するビットコインアドレスの後ろに.ワーカー名をつけるのは台数が多いからです。別になくてもいいのですが10台あるとどのASCIが調子悪いとかわかりません。
先のページの下の方にこの記述があります。
  • you can add worker name in your stratum username; use the following format: “YourBitcoinAddress.WorkerName” where WorkerName is up to fifteen alphanumeric (Aa-Zz, 0-9) characters; example: 13pkLyfskZ3qWmHUoLpk8XZa6gACKQ2jDX.MyASIC01

黄色の部分がワーカー名設定のための値です。ここを各自好きな名前(Aa-Zz,0-9の文字を使用)に変更します。

こうやって設定するとワーカー名が以下のように表示されます(ワーカー名設定作業の途中ですみません)

Priorityは設定の優先順位です。0が最も優先されます。まだ、この機能が発動したことがないので確たることは言えませんが、何もなければPriority 0の設定を使用し、0が使用できなければ1を使用するということだと思います。Priority値を変更すると画面上のリスト順も入れ替わります。

長くなりましたがnicehashの設定はここまでです。

4.気になったこと
設定は直感的でわかりやすいです。ただ、動作も含めて気になることがあります。
(1)しばらくするとログインできなくなる
(2)パワーオフ手順がわかっていない

(1)が発生すると何もできなくなるので設定変更するためには電源オフオンしなければなりません。私は仕事でITサポートエンジニアをやっているのでシャットダウンしないで電源オフすることに非常に抵抗があります。これら2点についてはBaikalのサポートに問い合わせてみようと思います。

以下、問い合わせた結果です。(5月6日追記)

(1)これは何らかの問題があるようです。
 私のつたない英語の質問と回答を掲載します。
 Q1. Several hours later after power on, I can’t login to web UI. Is it by disign?
 A1.This is not by designed,can you show me more about this?

(2)ソフト的にパワーオフする方法なくて、パワーサプライの電源を切れというのが回答でした。(shutdownしてもいつの間にか起動しています)

Q2. How to power off ASICs? Just pull out power cable?
A2. To power off the miner,better shut off the PSU

(1)について新しいことが分かればまたこちらに記載します。

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